【高松宮記念杯2020予想】競輪歴12年が高配当をとるための予想ポイントを考察！和歌山競輪場の傾向分析を狙う！

高松宮記念杯GⅠ開幕！

２０２０年６月１８日～２１日まで、和歌山競輪場でＧ１・第７１回高松宮記念杯競輪が行われます。

５月の日本選手権競輪が中止となったため、２月の全日本選抜競輪以来、実に４カ月ぶりのＧ１開催となります。

今回は、高松宮記念杯競輪の参考になるデータ提供として、舞台となる和歌山競輪場の傾向をご紹介したいと思います。

１９４９年の開場以来、実に開場７２年目にして初のＧ１開催となる和歌山競輪場。

まずは、バンクの基本的な特徴を押さえておきましょう。

バンクの周長は一般的な４００ｍですが、みなし直線は５９．９ｍと、４００ｍバンクの中でも長い方に入ります（４００ｍバンク３１場中７番目の長さ）。カントの緩さは平均的なのでそこまで気にしなくてもよいでしょう。特に癖が無く、走りやすいバンクとして選手からは好評のようです。

和歌山競輪場は紀ノ川に面しており、２コーナー方向から吹く強い風に注意が必要です。一般的に風が吹いている際は先行選手が苦しく、追い込み選手に有利だと言われています。

しかし、あまりに強い風が吹いている場合は、先行選手がダッシュをかけた際に後ろの選手が離れ、そのまま強風を受けて後退してしまう場面も多く見られます。風速５ｍ以上の風が吹いている時は、ダッシュ力のある若手選手を軸に考えるのも有効な手段です。

また、高松宮記念杯競輪が行われる６月中旬～下旬は梅雨の影響を受けて天候が崩れる可能性が高く、雨が降った場合はスタミナ、パワーのある自力選手が有利になります。

続いて、１着・２着の決まり手です。以下のデータは、２０２０年に開催された１８３レースを対象に集計しています（筆者調べ）。

１着　逃げ：36回（19.5％）　捲り：58回（31.5％）　差し：90回（48.9％）
２着　逃げ：33回（18.1％）　捲り：27回（14.8％）　差し：52回（28.5％）　マーク：70回（38.4％）

直線が長い分、逃げの連対率が２０％を切っており、先行した選手は苦戦する傾向にあります。

また、Ｓ級戦に限定すると、以下のようなデータとなります（対象６３レース）。

１着　逃げ：5回（7.9％）　捲り：22回（34.9％）　差し：36回（57.1％）
２着　逃げ：15回（23.8％）　捲り：10回（15.8％）　差し：15回（23.8％）　マーク：23回（36.5％）

ますます先行選手苦戦の傾向が強まります。ましてや今回はトップクラスの選手が集まるＧ１なので、逃げ切りはよほどのことが無い限り難しいと考えるのが自然でしょう。

なお、競輪公式サイトによる競輪場分析でも、逃げが苦しい傾向にあるデータが示されています（逃げの１着率１７％は、全国的に見てもやや低め）。

続いては、和歌山競輪場の払戻金です。今回は、特に売り上げの多い３連単と２連単を対象に調査を行いました。これも、２０２０年に開催された１８３レースを対象に集計しています（筆者調べ）。

また、Ｓ級戦６３レースのみを対象とすると、以下のように数値が変わります。