競輪が7車立て開催に!?
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、選手の参加と移動を最小限とする7月からの競輪開催は、G2以上の特別競輪を除き7車立てによって行われます。
従来の9車立てのレースからどのように傾向が変わるのか、そして開催の勝ち上がり方式はどのように変化するのか…。
今回は様々な観点から新時代の7車立て競輪を考察していきたいと思います。
7車立て競輪の概要と変更点
2020年7月からG3・F1・F2のモーニング/日中/ナイター開催は、全て7車立て9レース制で行われます。
従来のG3開催の9車立て12レース制と比較すると、参加選手数が108人から63人に、最大で45人削減されることになります。
また、ガールズケイリンが行われるF1開催では、従来のA級戦が行われなくなり、S級戦7レースとガールズ2レースの構成になります。
6月までと7月からのレース構成の変更点をまとめると、以下のようになります。
6月まで | 7月から | |
G3 | S級9車立て12R | S級7車立て9R |
F1 | S級9車立て5R A級9車立て6R | S級7車立て5R A級7車立て4R |
F1 | S級9車立て5R A級9車立て5R ガールズ7車立て2R | S級7車立て7R ガールズ7車立て2R |
F2 | A級1・2班9車立て5R A級3班7車立て5R | A級1・2班7車立て5R A級3班7車立て4R |
F2 | A級1・2班9車立て5R A級3班7車立て5R ガールズ7車立て2R | A級1・2班7車立て7RorA級3班7車立て7R ガールズ7車立て2R |
なお、当初から7車立てで行われているミッドナイト競輪に開催の変更点はありません。
詳しくは、競輪オフィシャルサイトの発表もご覧ください。
7車立て競輪の勝ち上がり
7車立てになって一番大きく変わるのは、勝ち上がり方式です。
特に、G3開催は従来の「上位~着までが予選突破」方式から、ガールズケイリンのようなポイント方式に変更となりました。
初日、2日目と予選を2レース戦い、獲得ポイント上位21名が3日目の準決勝に進みます。
なお、初日のシード番組である「特選競走」はポイントが高く設定されています。
予選/特選競走のポイント表
1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | 7着 | 棄権 | |
初日特選 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 3 | 3 | 2 |
予選1 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 |
予選2 | 7 | 5 | 4 | 3 | 2 | 2 | 2 | 1 |
ガールズケイリン同様、予選2走目のポイントが高く設定されており、2日目の結果が予選突破の大きなカギになります。
これも、詳しくは競輪オフィシャルサイトの発表をご覧ください。
また、9車立てから7車立てに変わったS級戦/A級1・2班戦の勝ち上がり方式も微妙に変更されています。
こちらについては、競輪オフィシャルサイトの「資料室」→「トーナメント表・賞金表」のページから、(7車立て)と記載された概定番組をご覧ください。
7車立て競輪を考える~前提~
ここからは、7車立て競輪を考える際の展開・予想のポイントをご紹介します。
まず前提として、7車立ては人数が少ない分9車立てよりも当てやすいと言われています。
例えば、3連単の組み合わせは9車立てが504通りなのに対し、7車立ては210通りと、半分以下の組み合わせしかありません。
単純計算では倍以上の確率で当たることになります。
しかし、これまで7車立て競輪はA級戦でしか行われておらず、S級戦での7車立ては過去にあまり例がありません(G3開催の最終日に行われる「ブロックセブン」のみ)。
したがって、A級戦で通用していたデータがS級戦になると全く使えないことも十分考えられます。
7車立て競輪の展開と予想のカギ
7車の場合は、ほとんどのレースでラインが以下の3パターンに分類されます。
2分戦の場合は一方のラインが逃げ、もう一方のラインが捲りに構えるというシンプルな展開になりやすく、予想しやすい傾向にあります。
また、3分戦では、一番後方のラインでも6番手になるため、9車立ての時の8番手よりも2車分前にいることになります。
よって、脚に自身のある選手であれば、良い位置を取るために他の選手と競り合って体力を消耗するよりも、後方に構えて捲り勝負にかける場合が多くなります。
つまり、ヨコ勝負よりもタテ脚の勝負になりやすく、スピード上位の自力選手が力を発揮しやすい状況になると言えるでしょう。
しかし、S級戦では実力が拮抗しており、展開一つで人気ラインが崩れることもあります。
特に7車立てでは、上位に入るために追い抜かなければならない選手の数が減るため、直線勝負にかける追い込み選手が車群を縫って突き抜けるケースも考えられます。
要チェック
最後に
今回は、2020年7月から行われる7車立て競輪の概要と、予想の組み立て方についてご紹介しました。
新型コロナウイルスの脅威が留まらない現状、しばらくは7車立てで行われるのではないか、というのが筆者の見立てです。
これも新時代の競輪と割り切り、選手・ファンを含めた関係者が新しいレースにいち早く対応することが求められます。
また、千葉公園ドームで開催される千葉250競輪は6車立てで行われる予定であり、選手・ファンの双方にとっても良い予行演習になるかもしれません。
皆さんも是非、7月からの新しい競輪にチャレンジしてみてください。
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